さざなみのように

「今これちょっと気になる!」「ほらこれちょっと言いたい!」をちょこちょこっとリマインドします。よかったらどうぞ~。

自分の食いぶちは自分で稼ぎなさい

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先生からの金言っていろいろあるけれど、いちばんためになったのは、大学1年のときに、ゼミの高齢の女性の先生に言われた言葉。

 

「女性も、自分の食いぶちは自分で稼ぐようになりなさい」

 

今や当たり前ですが、まだ受験戦争を乗り越えてたばかりで、東京の学校に上京してポヤ~ンとしている18才の自分には「え?」という感じでした。

 

18才じゃ、自分の将来なんてどうなるかわからないし、就職はするだろうけれど、結婚もしたいけれど、子供もほしいけれど、相手がどんな人だかわからないし、そうなったときに具体的に自分の生き方を自分でコントロールできるものなのか、あたいにはまだわかりませんて~、みたいな感じでした。

 

先生はおっしゃるのです。

「夫も子供も生きがいにはなりません。結婚しても、子供を産んでも、仕事を続けなさい。自分で最低限、自分の食いぶちを稼ぎなさい」

 

そうなんだ。まだよくは分からないけれど、きっとそういうものなんだ。自分の食いぶちは自分で稼ぐつもりで、いよう。その語りかけによって、18才の時点で「仕事をする」ということへの自分なりの舵が切れました。

 

ほーんと、その通りだったわ!

就職もしました、結婚もしました、子供も産みました。そして幾度かの転職を繰り返しながらもずっと働き続けました。

 

小さい子の子育ては、それは大変です。そのおかげで、経験するものしか分からない命の大切さや、他者を育む幸せを知りました。先人の子育てはもっともっとたいへんだったことでしょう。私の時代は保育園というありがたい場所があり、子育てを共有することができました。

 

そしーて、そのたいへんな時期がすーっとラクになり、自分の人生が楽しくなる時期がきます。仕事も紆余曲折を経て、また楽しくなるものです。なんちゅうの、仕事あっての、自由あっての人生。家族とは仲いいけれど、生きがいとしてすがりつくのではない、自分の人生。

 

先生は、自分で稼ぐことによって、自分の人生を自分で選択できる、ということを伝えたかったのではないかと思います。

 

生きてるだけでお金はかかるもの。健康保険、国民年金、住民税、所得税、食費、交通費、携帯代に生活費もろもろ。そういうのって自分でまかなわないと、世の中の仕組みは分からない。実際、学生では実感しないんじゃないかな。そういうのを他者に頼ってしまうと、キャリアアップの機会を逃したり、仕事の楽しさを知ることがなかったり、生きがいにしていたものが離れていったり、生きる上での不自由を感じたり、ということもありうるわけです。

 

健康であれば、仕事をしよう。自分の食いぶちは自分で稼ごう。そしたら自分の足で立てて、自由を得られる。

 

昔はけっこう女性の場合、「腰かけ」みたいな仕事のスタンスが多かったんですよね。若いうちに「一生働くんだ」という方向付けがあれば、最初から自分の人生に能動的になれる、という教えだったんですよね。ありがたや。